＊二次う蝕とその原因

二次う蝕とは虫歯になって治療した歯が再び虫歯になることを言います。

詰め物や被せ物と歯、こうした箇所には年月の経過とともに微妙隙間ができるようになります。そこに虫歯の原因ミュータンス菌が溜まり虫歯になってしまうのです。

 

＜最大の原因は治療後のメンテナンス不足＞

 

治療後の歯には劣化に強い物が用いられています。健全な歯以上に丁寧な手入れが必要です。

＜自覚症状が出にくい＞

最初の虫歯治療で神経をとり除いてある場合は痛みを感じにくいので発見が遅れる傾向にあります。

＜その他＞

歯周病や加齢によって歯肉が下がりむき出しになるケースもあります。

また、歯ぎしりや食いしばりが詰め物や被せ物の破壊に大きな影響を与えることもあります。

 

 

＊歯に違和感を感じてから歯医者に行くのではなく定期的に通院、メンテナンスをし、未然に防ぐようにしましょう。

 

オーラルフレイルをご存知ですか？

オーラルフレイルとは、オーラル(=口の)、フレイル(=虚弱)ということで、「噛む」、「飲み込む」、「話す」というようなおくちのお口の機能が衰える事を言います。
このような機能の低下は早期に現れる老化のサインとされており、噛む力や舌の動きの悪化が食べるという機能に支障を及ぼして、栄養状態が悪くなったり、滑舌が悪くなって人との関り合いを避けて家に閉じこもってしまったりすることで、だんだんと全身的な機能までも悪化させてしまうことがあります。
☆オーラスフレイルチェック☆
下記の中で当てはまる項目が多いほど、オーラルフレイルの危険性があります。
◎食べこぼすことが多くなってきた
◎硬いものが噛めなくなってきた
◎汁物やお茶を飲む時にむせることが多くなってきた
◎滑舌が悪くなってきた
◎ここ半年で2～3キロ体重が減った
◎口の中が乾燥している
◎家にこもってることが多くなってきた
◎入れ歯わや入れている

オーラルフレイルを食い止めるには…

年齢とともに体が衰えてしまうのはある程度仕方ないことですが、オーラルフレイルというのは食い止めるにことが可能です。そのためには次のことを意識して行うとよいでしょう！！
①よく噛む→お口の筋肉が鍛えられ、虚弱化を防ぐことができます。また、唾液の分泌が促され、消化・吸収が良くなります。
②よく話す→話すというのもお口の筋肉トレーニングになりますので、積極的に話すようにしましょう。
③お口のケアをきちんと行う→歯磨き、入れ歯の手入れをしっかりと行い、むし歯や歯周病を防ぐことが大切です。
④定期的に歯科健診を受ける→定期的に歯科で歯や入れ歯の状態をチェックしてもらい、悪いところがあれば早めに治療してもらったり、口腔ケアの指導を受けることで、お口の機能を良い状態で保ちやすくなります。