★　従来の矯正治療は、歯に「ブラケット」と呼ばれる装置を固定し、針金（ワイヤー）で歯を移動させていました。一方、吉祥寺壱番館歯科医院が行うマウスピース矯正は、患者さま自身の歯と歯列に合わせて作られた型を用いることで歯を移動させていきます。それぞれにメリットとデメリットがあります。

透明な樹脂で仕上げられたマウスピースは、装着中にも目立ちません。お食事中や勤務中など、さまざまなシーンに応じて自分で取り外しができます。また、１回（１～２週間程度）ごとの歯の移動距離が短く、ほとんど痛みを感じずに済む点も、マウスピース矯正の大きなメリット（※装着当初は多少の圧迫感を覚えることがあります）。

患者さまの歯並びの状態を拝見し、場合によってはインビザライン以外の方法をご提案する場合もあります。その方に最もふさわしい治療をご提案できればと思っています。

　

★　マウスピース矯正は　装着しても目立たない　

 

　透明なマウスピースを使用した矯正とブラケット＋ワイヤーを用いた矯正との決定的な違いともいえるでしょう。今まで矯正をしたくても見た目が気になるため諦めていた患者さまにも、安心してお勧めできる矯正装置です。

　成人矯正の患者さまの意向をお聴きしていると、やはり「ブラケット＆ワイヤー」への抵抗感が大きいようです。ブラケットはどうしても審美的ではありません。また生活上での様々な取り扱いに支障が出ることは避けられないことでしょう。むろん治療上は、マウスピースよりもブラケットで行う方が、よりよい結果をもたらす症例もあるのかもしれません。しかし、歯科医師側にとっては治療がすべてでも、患者さま側にとっては矯正治療だけがすべてではなく、社会的な生活が多くをしめることを忘れてはならないのでしょう。

　装着時はほとんど気づかれることもありませんので、社会人の方など、幅広い年代の方にお勧めできます。見えない、取り外しが可能であると言うことは、患者さまにとって大きなメリットです。全く見えないわけでもないのですが、通常の距離では全く気づかれません。逆にマウスピースでの光の反射が歯牙を美しく見せてくれることもあります。これまでの矯正治療のイメージは「ブラケットとワイヤー」でした。近年になり、透明のブラケットとワイヤー、舌側矯正などが開発され、審美性は向上しているのですが、どうしても透明のマウスピースには勝てないようです。

 

★　マウスピース矯正は　痛みがほとんどない　

　

　次にブラケットの治療時の痛みの問題があります。ブラケット＋ワイヤーで歯を矯正する場合の「痛み」は個人差があるようなのです。

　患者さまの多くは矯正経験者からの話として伝え聞き、どうしても痛みがあるという基礎知識を持っているようです。違和感も痛みのうちとすれば、マウスピースにも痛みはあるといえます。まれに微妙な痛みとして訴える患者さまもいることも事実です。しかし自分である程度痛みをコントロールできる、マウスピースを噛んでフィットしてゆくスピードを加減すればいい、となると「マウスピース矯正」は、原則として「痛みはない」と考えて良いといえます。

 

★　簡単便利で誰でも扱える・取り外し可能・食事制限が無い　

 

　大切な人との食事の時にもいつもどおりの食事をすることができます。

お飲み物の場合、お水は装着したまま飲んでいただけますが、お茶やジュース、コーヒーなどは着色の原因にもなりますので、外して頂いたほうが良いです。

ブラケットを使用した矯正の場合、キャラメルやガムなどは装置にくっついて外れてしまったりなど、食事でのトラブルがあるようです。繊維性の食物は装置に引っかかります。また、かじりつくという行為は矯正治療中はほぼ不可能になります。透明の矯正装置を使用していても、カレー等着色性の強い食物はブラケットをとめるゴムに茶褐色～黄色の変色を与え、かなり目立った口元になってしまうでしょう。

しかし、マウスピース矯正では基本的に装置を外してお食事をして頂きますので、食事制限がありません。

吉祥寺壱番館歯科医院　院長の私もワイヤー矯正の治療を受けた歯並び矯正の経験者ですが、食事に困った記憶があります。食事の際に取り外せる、というのはかなり快適です。

　特に成人矯正では（小児でも同様ですが）、まったく透明の「ブラッケットとワイヤー」が開発されたとしても、繊維性の植物や着色性の食物は避けなければならない、という事になります。取り外せたら、必要に応じて自分で対応できます。

 

★　マウスピース矯正は　口腔ケアが簡単で清掃性が良い　

ブラケットやワイヤーが歯の表面に付着していると、清掃がかなり困難になります。口腔ケアが困難になると虫歯や歯周病のリスク要因を増加させることに。